情報化時代の雑学通信 vol.750

          2019.04.29 vol.750
情報化時代の雑学通信
     http://www5f.biglobe.ne.jp/~kou/JZ/
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 世の中には専門家と呼ばれる人がいます。インターネットの世界でも
同様です。知識を棒グラフで表すと特定の分野が突出しています。
 一方、深い専門家ではありませんが、ある程度の関連分野に渡ってある
程度の知識を持った人がいます。
 雑学と言う呼び方は、正確ではないかもしれませんが広い分野を網羅して
いると肯定的にかんがえましょう。
 ネットでは、専門知識が得られやすいですが、多数の専門的知識より浅く
ても広い雑学を求めていると思います。本通信は、発行者の知識と判断に基
づきますので、読者の方の印象は個々に異なる事をあらかじめご了解下さい。
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目次
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(1)インターネット情報    ラジオ放送(5)

(2)パソコン情報       アナログ・デジタル変換(3)

(3)ビジネス情報       スポーツ中継(4)

(4)ショップ情報       ポイントカード(2)

(5)技術情報         磁気共鳴(6)

(6)その他          ムーアの法則の壁
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(1)インターネット情報
      ラジオ放送(5)
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IPサイマル配信とは、放送局が電波放送と同内容をインターネットなどのIPネ
 ットワーク上で同じ時間帯に配信する事を言う、元の放送媒体がテレビ放送
 の場合はIPサイマルテレビ放送、ラジオ放送の場合はIPサイマルラジオ放送
 と呼ぶ。
2006年に放送局のウエブサイトでインターネット回線からラジオ番組を聴く事
 が可能になった、テレビ放送については移動端末用のサイマル配信であるワ
 ンセグが存在し、またAndroidスマホ限定のテレビチューナ内蔵端末が存在
 する、IPサイマルラジオ放送は視聴はパソコンはWEBブラウザを、スマホは
 専用アプリを使用する
民放のAM/FM放送は「radiko.jp」が、NHKは「らじる・らじる」の専用アプリ
 が提供されている、これらは無償だが提供エリアは日本国内に限定される、
 「radiko.jp」は運営上の理由でサービス提供エリアは現在地付近となって
 いる、ただし「radiko.jp」は日本全国のラジオ局が聴取可能な有償サービ
 ス「radiko.jp プレミアム」がある。
IPサイマルラジオ配信は、実際の放送とは数秒前後のタイムラグが生じるが、
 一方では追加情報等の実際の放送にはないメリットもある。

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(2)パソコン情報
      アナログ・デジタル変換(3)
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アナログデータ・アナログ記録方式には「劣化」という原理的に避けられない
 難関課題がある、データを記録する媒体・材質は物理的・化学的に必ず劣化
 が起きる。
例えばアナログレコード盤では接触式レコード針との摩耗によるノイズの発生
 や材質のポリ塩化ビニルの経年変化がある、アナログ記録磁気テープでも再
 生磁気ヘッドでの摩耗やテープ材質の伸びや切断の現象がある。
アナログ記録方式では計時劣化以外にも、データのコピー・複製またはデータ
 転送を行うとデータの劣化・変質が生じる問題点がある。
コンピュータ記録で使用されるデジタル記録方式とデジタルデータでは、情報
 を0と1の2種類の記号だけで表す。
例えば電圧5V方式のデジタル記録では、低電圧側を「0-0.5V」で定義し、高
 電圧側を「2.5-5.0V」で定義する、その中間は不定とする、0Vと5Vで記
 録されたデータは、ノイズや色々な劣化原因で変化しても、定義した範囲で
 あればデジタルデータとしては変化も劣化もなしになる。
アナログデータをアナログ・デジタル変換でデジタルデータに変えると、デジ
 タル変換誤差が発生するが、一度変換されたデジタルデータの品質維持はア
 ナログと比較すると各段に優れる、同時にコピーしたバックアップデータで
 もコピーでも全く劣化しないメリットも大きい。

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(3)ビジネス情報
      スポーツ中継(4)
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OTTはOver-The-Topの略語であり、インターネットで動画や音声等のコンテン
 ツを提供する事業者を指す。
スポーツ団体、特にプロスポーツ団体に於いては、現在では放送権の扱いは収
 入源としてビジネスの最大課題であり、ファンサービスを中心にしたファン
 対応と競技者等の育成も同様に課題だ、収支を含めてスポーツ団体が経営判
 断して行く事になるが、一度確定すると変更が困難な事が多く、未来を見据
 えた対応が必要になる。
テレビ放送権料はかっては唯一最大的な巨大ビジネスであった、現在でもその
 重要性は継続しているがインターネットの普及でOTTの影響が大きくなって
 来た。
アメリカのプロ野球MLBはテレビ放送権はスポーツ専門局ESPNを通してケーブ
 ルテレビや衛星放送へ配信しているが、自前のOTTを運営しておりMLBのすべ
 ての試合を有料ライブ観戦可能にして、録画映像に加えて球団や選手データ
 等の情報を配信している、それは米国以外にも対応している。
日本でもプロバスケットボール「Bリーグ」やサッカー「Jリーグ」はOTTに放
 送権を提供する契約を結んでいる、それらを含めてOTTの非常が高くなって
 ゆくと考えられている。

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(4)ショップ情報
       ポイントカード(2)
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ポイント制・ポイントカードは条件付きの割引の性格がある。
 ・少額利用からの複数回の累積
 ・一定利用額設定と、それ以上の蓄積で利用可能
 ・一定利用額を満たした時は、その次回以降の利用(還元)
 ・蓄積期間の上限を設定する=一定期間以上で消滅する
 ・必ずしも明確で無い時もあるが、使用者毎・カード毎のみで、複数カード
  の加算は不可
 ・還元は原則としては商品購入時の割引とする
これらの幾つかを組み合わせて制度を決めて運用する事が多い、単純な割引と
 の差は顧客の常連化・継続化であり、それらの顧客で割り引きが発生するシ
 ステムだ、継続利用客を増やす集客方法が狙いとなる、類似商品を扱う競合
 店舗間での顧客囲い込み方策ともなる。
ポイント制導入目的から、使用方法・運用方法としては、継続利用が前提だが
 期限を設定する(期限が過ぎると、蓄積したポイントの中の、一部が効力を
 失う=累積負担対策)、1枚のカードまたは1IDのみの蓄積を対象にする(
 ポイントカードの売買等の禁止=店舗側から見た不正使用対策)等の規約を
 設定して実運用する上では、IT化が有用となる。

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(5)技術情報
       磁気共鳴(6)
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電子スピン共鳴法は英語名からESR法と略して呼ばれる、量子論における原子
 ・分子等の物性の研究で度々登場するのが電子スピンだがそれを検出する唯
 一の計測法であり、逆に電子スピンの概念がその実在を示された。
分子の安定状態では2個の電子がペアで軌道に入る性質があり対電子と呼ばれ
 る、一方では非安定状態の分子(例えば固体中の格子欠陥とか、化学反応時
 の中間状態)や遷移金属の一部では、ペアになっていない不対電子があると
 される、不対電子を持つ物質は常磁性で、不対電子を持たない物質は反磁性
 となるが、大半の物質は反磁性だ。
電子は磁石の性質を持ちそれはスピンと呼ばれる、(S・P・D・F殻)の分子軌
 道ではそれぞれ電子が2個まで格納される、その電子のスピンは互いに逆向
 きになる性質がありパウリの原理と呼ばれる、逆向きの対の電子は互いに磁
 場を打ち消すので磁石の性質は現れなく反磁性になる。
不対電子を持つ物質は1つの電子が対を作らずに存在するので、電子が個々に
 持つ磁性が表に出て常磁性となる、ESR法ではこの不対電子による磁性を観
 測する。
現在ではESR法は物理・化学・工学・医学・薬学・地学などの科学全般に渡り
 広く使用されている。

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(6)その他
       ムーアの法則の壁
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ムーアの法則=「集積回路の実装密度は18月ごとに2倍になる」は経験則だが、
 半導体の歴史では技術革新でこれを実現した、法則を提唱したインテル自身
 が実装密度の向上でCPUの性能向上を果たして来た。
だが法則は2025年で崩れる予測が既に出されている、加工の微細化が進むと最
 後には、物質を無限に分割できずに原子の大きさが壁になる、そこでは物理
 的な限界故に回路の微細化という技術革新ではCPUの性能向上が無理となる。
その段階では、回路を微細化する以外の集積方法があるかどうかになる、例え
 ば回路の立体化である、それと同時にCPUの性能以外の、総合的な技術の見
 直しが行われると予想されている。

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「情報化時代の雑学通信」
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